1. ジェルネイルとマニキュアの違い
ジェルネイルとは、紫外線で固まるウレタン樹脂を爪にのせて、ライトで硬化させるネイルです。
いっぽうマニキュアは、合成樹脂に色をつけたものを、有機溶剤と混ぜて作られています。
マニキュアを塗ると、爪の上で有機溶剤だけが揮発して、合成樹脂だけが残ります。
マニキュアが乾くまでに臭いがするのは、有機溶剤が揮発しているためです。
マニキュア専門のサロンというのもたまにありますが、マニキュアは基本的に自分で楽しむセルフネイルとして楽しまれていることが多いです。
逆にジェルネイルは、
・綺麗に仕上げるには技術が必要
・ジェルの扱い方など、知識が必要
・道具を揃えるのにお金がかかる
ということもあり、基本的にはサロンでネイリストさんに施術してもらうものになります。
もちろん自分で道具を揃えて、練習してセルフジェルを楽しんでいる人もいます。
私も通販でジェルやライトがセットになった物を購入して、試したことがありますが、
ジェルの品質や技術不足で、信じられないほどガタガタの仕上がりになりました。
結構練習しましたが、やはりプロのようにはうまくいかず。
ネイリストを目指してスクールに通う人は、スクールで道具を揃えたほうが良いですし、
ネイリストを目指さない人は、サロンにお任せしたほうがいいと思います。
このように原理もまったく違うジェルネイルとマニキュアですが、
私はジェルネイルもマニキュアも好きで、その時のライフスタイルに合わせて切り替えてきました。
ジェルネイルならではのメリット・デメリットがあるので、私が感じたことも含めて紹介したいと思います。
2. ジェルネイルのメリット・デメリット
ジェルネイルは基本的にサロンでやってもらうものなので、サロンでのジェルネイルを前提にメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・仕上がりが綺麗
ネイリストさんはプロなのでもちろん綺麗に仕上げてくれます。
セルフのマニキュアではできないような繊細なアートや、キラキラのストーンなどのパーツをつけたり、
シェルを埋め込んだりといった、透明感のあるぷっくりとしたネイルができるのが特徴です。
・トレンドのデザインを提案してくれる
ネイルサロンの多くは、金額別にサンプルが準備されていて、そのサンプルを見ながらデザインを選ぶことができます。
サンプルを見て、色だけ変えてほしい!なども対応してくれる所が多いです。(サロンによって違います!)
デザインセンスに自信がない人は、サンプルから選ぶだけでなく、
「オフィスでも浮かないように!」「夏らしいデザイン」などある程度の希望を伝えてお任せすることもできるので安心です。
・持ち込みデザインも可能
サロンによって違いますが、多くのサロンでは持ち込みデザインが可能です。
SNSや雑誌などでマネしたいデザインを持っていけば同じ、もしくは近いデザインにしてくれます。
多くのサロンでは持ち込みデザイン用のメニューが用意されていて、60分〜120分程度で時間で金額が決められていることが多いです。
ストーンなどパーツの種類や希望するアートによっても値段が変わるので、持ち込みデザインをしたい場合は事前にサロンに相談しましょう。
・ネイルサロンの時間が癒しになる
ネイルサロンでネイルをする時間は、自分のためだけの贅沢な時間です。
手をずっと台に置いているので、スマホも時々確認する程度はできますが、基本的には置きっぱなしになります。
バタバタしている時ほど、ネイルサロンの何もしないでネイルをしてもらうだけの時間というのは癒しになるという人も多いです。
・ネイリストさんとの会話
ネイルサロンでは基本的に手が自由に使えないので、美容院と違って雑誌やスマホはあまり見ることができません。
ネイリストさんはお話が上手な方が多いので、毎回同じ人が担当してくれる場合は特に、月に1度のガールズトークに花が咲くということも!
ネイリストさんとのおしゃべりも、ネイルサロンの楽しみのひとつになっている、という人もいます。
デメリット
・お金がかかる
ネイルサロンの相場は地域によっても違いますが、
ワンカラー・グラデーション のようなシンプルなデザインで3000円〜5000円、
定額デザインや持ち込みだと6000円〜13000円です。
ジェルネイルは爪のカビなどを防ぐためにも3〜4週間に一回はつけ替えが必要なので、
毎月その金額に加えて、
オフ代が別途かかるサロンではオフ代1000〜2000円程度がかかってきます。
費用を抑えたい方は、ジュニアネイリスト(デビュー前のネイリスト)のキャンペーンメニューとして3000円程度でワンカラーをやっているサロンも多いので、
ホットペッパーやminimo(ミニモ)などで調べてみてくださいね。
・自爪が薄くなる、弱くなる
ジェルネイルはジェルにもよりますが、基本的に自爪を削って(サンディング)、ジェルをつけるので、
続けていると爪が薄くなってくるのは避けられません。
またオフの時もジェルを自爪ぎりぎりまで削って、アセトンで溶かしながらオフするので、自爪の負担になります。
私は元々爪が薄いので、1年ほどで少し押すとグニャッとなるくらいに薄くなりました。
対策としては、定期的にジェルをお休みするほか、
サンディング不要のパラジェルなどを使用しているサロンに通うことです。
パラジェルに変えて1年ほどしてからは、むしろ元よりも爪が強くなり、
現在私は自爪でマニキュアを楽しんでいますが、特に二枚爪などのトラブルもないです。
・人見知りの人は会話がストレスになる
ネイルサロンでは基本的に両手がふさがるので、雑誌を読んだりスマホをいじったりということがあまりできません。
ネイリストさんも相手によって様子を見ながらコミュニケーションをとってくれますが、人見知りの人にはそれがストレスになってしまうということもあります。
どうしても会話が苦手という方は、ネット予約の際に一言書いておくと配慮してくれると思います。
タブレット端末などでHuluなど動画を視聴できる所や、映画などを流しているところも増えてきているので、それを見て過ごすのも良いですね。
・急なオフが難しい
ジェルネイルのオフはセルフでは難しく、基本的にはサロンでやってもらいます。
(セルフでオフできるキットも通販などで売られていますが、大体失敗して爪がぼろぼろになるのでオススメしません!)
せっかくジェルをしてもすぐにオフしなければならない可能性がある方は、ジェルはやめておいた方が無難です。
また、入院の予定がある人や、妊娠している人もジェルは避けましょう。
(医師は爪の色で健康状態をチェックするため、病院でオフするように言われます)
3. ネイルサロンの選び方
ジェルネイルは自爪に負担がかかるので、ネイルサロン選びは重要です。
ここでは私が感じたネイルサロン選びのポイントを書いていきます。
小規模なサロンがおすすめ
個人的な感覚ですが、駅近に何店舗もチェーンがあって、スタッフの人数も多いネイルサロンでは、雑な所が多かったように思います。
オフは見習いのネイリストさん、施術は違うネイリストさんといったように、担当が一貫していないところも多いです。
主要駅の周りは賃料も高いですし、スタッフが多いということは人件費もかかるので、
できるだけ短い時間で多くの客を捌かなければいけないのだと思いますが・・・
もちろん大手サロンだからこそ、豊富な定額デザインや割引、施術の速さなどいい所もあります。
ゆったりと過ごしたい・デザインにこだわりたい方、
自爪をできるだけ傷めたくない・丁寧な施術を求めている方は、
プライベートサロンなど小規模なサロンを選ぶことをおすすめします。
パラジェルが選べるサロンがおすすめ
ジェルネイルは基本的には自爪を傷めるものです。
しかしパラジェルというジェルの種類は、サンディング(爪を削る)をしなくていいので、
比較的、爪を傷めずにネイルを続けられます。
パラジェル導入サロンは、ホットペッパーなどで絞り込み検索できるので、
爪の薄い人は特にパラジェルが選べるサロンをおすすめします。
パラジェルは追加料金がかかるところがほとんど(500円〜2000円程度)なので、
事前にサロンに確認しましょう。
まとめ
ジェルネイルはちゅるんとしたマニキュアにはないぷっくり感やデザイン、もちの良さが魅力です!
お金がかかる・自爪を傷めるなどのデメリットもありますが、
ホットペッパーのクーポンや、minimoのネイルモデルなどをうまく使って
費用を抑えることもできます。
自爪が弱い方は、できるだけ小規模なパラジェル対応サロンを選ぶのがおすすめです!